どーも、メーカー(製造業)で働いて6年のメカワカ(@maker_sales)です。
今回は、メーカー営業が楽かどうか解説しました。

メーカー営業について楽なイメージもありませんか?
結論から申し上げますと、楽です。
しかし、業界や販売物のジャンルを間違えると楽ではないことも・・・

「メーカー営業が楽か知りたい」
「メーカー営業が楽って聞くけど本当?」
「楽な業界のメーカー営業で働きたい」

実際に、6年間メーカー営業として働いて「定時に帰れる、その割に給与良い、ワークライフバランスに優れる」と大満足でした。
ぜひ、最後まで読んでみてください!
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メーカー営業は楽でした。経験者が解説します!
メーカー営業を6年してきて、全体的には楽でした。
働いていたのは、コアな靴業界のトップメーカー。
朝礼ギリギリに出社し、定時に上がることが出来ていました。

例えば4月に、冬履くあたたかい防寒用の靴について商談。
夏から秋にかけて、翌年の新学期や収穫に関係する靴の商談と行った感じ。

サイクルを掴めますから!
私の場合には、担当する取引先の会社規模が大きく且つ、担当店数が多かったです。

しかし、3年目にはほとんど定時上がりと行った感じ。
正直、私より取引先の少ない営業はもっと楽かと思うと、よっぽど楽な仕事だと思いますね。

メーカーの楽なポイント解説
ここからは、メーカー営業を経験して、楽だと感じたポイントを紹介!
下記になります。
- 隙間時間が多い
- 営業に行かなければ楽
- 年間スケジュールが決まってる
- 発注や在庫確認のオンライン化で電話少ない

年間スケジュールが決まっている
前述の通り、メーカー営業は年間スケジュールが大体決まっています。
「8月は暇なので、新規営業する」
「4月までに生産依頼をして、10月に出荷する」
「2月は余裕あるが、繁忙期に備えて、システム化を進める」
そんなイメージですね。

ですので、私が働いていたメーカーも有給取得率はかなり高い。
旅行の予定が組みやすいのがよかったですね。

営業に行かなければ楽
「今日はどうしても定時に帰りたい・・・」
そんな日もあるでしょう!
そういう日は、営業に出ないことで楽になります。

社内にいれば、社内業務に専念できるので、見積もり依頼もデスクにたまる事はありません。
提出物や週間報告書の作成など、デスクでもできる仕事はあります。
ですので、どうしても楽をしたいなら、営業に出ないというのも有り。

直行出来ますし、直帰も可能です。
経験上、直行より直帰の方が楽ですね。

発注や在庫確認のオンライン化で電話少ない
メーカーに限らず、会社で働くと電話多そうですよね。
メーカーへの電話で多いのが、発注と在庫の確認。
近年のオンライン化や無人化、経費削減により発注と在庫確認がシステム化になりました。

そのため、電話がかなり減りましたね。
電話こなくなってまぁー楽になりましたよ!

ただし、老舗企業によってはオンライン化が進んでいません。
面接で確認しても良いでしょう!
隙間時間が多い
メーカー営業は、隙間時間が多いです。
先ほど説明しました通り、電話が少ない。
また商社の営業と異なり、メーカーへのお問い合わせも有りません。

よく商社さんと同行営業にいきますが、本当に電話が多い。
その時に、心底感じますね。
「商社営業じゃなくてよかった・・・」
電話でユーザーからお問い合わせを受けて、それをまたメーカーに確認。
本当に忙しいです。

楽じゃなかった?メーカー営業のココがいやだ!
ここからは、メーカー営業の楽ではなかったポイントもご紹介!
当然、すべて楽な訳ではありません。
「これは嫌だったな・・・」という事案も解説しましょう。
下記になります。
- 欠品・クレーム
- 販売応援・改装応援

欠品とクレーム
まず、欠品とクレームですね。
欠品は、こちらが気をつけていても起きてしまいます。
急な大量注文がある場合もありますから。

緊急性の求められる商材のメーカーは、欠品リスクが高い。
またサイズなど1アイテムに対して、いくつもサイズ展開がある製品も同じ。
在庫予測が役に立たず、欠品の可能性が高いでしょう。
無形商材(システムやITなど)であれば欠品の可能性がありませんね。

クレームも営業の頑張りではどうにも出来ません。
突如、工場の怠慢や品質保証部の見落としによりクレームが発生します。

自分でコントロール出来ないのが多い仕事って大変なのでしょう。
クレームで強く注意されるのは、その注意する会社が自社の責任でユーザーから強く注意されています。
しっかりと受け止めましょう!

販売応援と改装応援
有形メーカー(物・靴や家電など)は、販売店への販売応援があることも・・・
販売応援とは、取引先のお店でスタッフとなって店頭に立つこと。

当然、お客様が多い日に応援するケースが多いので、忙しいでしょう。
代休を取れるくらい余裕のある会社を選ぶことをおすすめします。
私のように、取引先が多いと平日に代休をとってもガンガン電話きますね。

さらに、驚いたのが販売店の改装応援です。
販売店の売り場を作る仕事をメーカーが行う会社がありました。
ホームセンターなどですね。
改装中も取引先からメール返信を求められることがあり、結構めんどくさい!

実は筆者は商社などの取引先ばかりでホームセンターのような取引先がありませんでした。
ですので、販売応援は1年目くらいでしたね。
楽かどうかは、業界と販売物のジャンル次第!
補足ですがメーカーは商社営業に比べて楽な傾向があります。
いくらメーカー営業が楽だからと行っても、さらに楽な会社で働きたいところ!
そこで、筆者が色々なメーカーと関わる中で、「こういうメーカーが楽!」という条件を紹介します。
下記になります。
メーカーのおすすめ条件
- 日本製など品質重視
- 有形より無形商材!ただし大手に限る!
- 他社メーカーが少ない(楽にプロフェショナル)
- 時流に乗った商材は売れるし給与高い

時流に乗った商材は、売れやすく給与高い
時代の流れに乗った商材のメーカーは強いですね。
最近ですと、省人化・効率化に関係したメーカー。
時代の流れに乗れていると、一生懸命に売り込まなくても売り上げになるのです。

さらに、利益も取れやすいでしょう。
時代の流れに乗れていれば、独占や競合他社も少ないので、商談を優位に進めることが可能!
また、売りやすい商材だと販売店も積極的に販売してくれます。

販売店は、在庫したくないし、どうせ売れないと諦めムード。
提案してもまず、販売店の営業マンが販売してくれないことも・・・

他社メーカーが少ない(すぐにプロフェショナル)
他社メーカーが少ない業界のメーカー営業は楽です。
これは私の業務用の靴は該当しました。
他社が少ないとすぐにプロフェッショナルになります。

「販売店の業界は、他社が多く、メーカーにとっては他社が少ない。」
この条件であれば、少し営業して勉強すれば、すぐにトップセールスでしょう。
販売店からの信頼が厚くなると、たとえ業務用の靴メーカーでも販売してもらえます。

日本製など品質重視
品質を重視したメーカーは楽勝ですね。
まず、提案ベースでは製品力を武器に自信をもって商談に望めますから。
さらに、クレームも少ないのも特徴!

これは日本製のハイスペック品と海外製の安価品をどちらも扱うメーカーにいたからこそわかります。
日本製の製品のクレームに関しては、発生しても全然苦ではありません
むしろ、「何か新製品や改良へのヒントになるかも!」と楽しみにもなりました。

また、ハイスペック品を購入するユーザーにクレーマーは少ないですね。
それもハイスペック品のメーカーの楽なポイント !
有形より無形商材!ただし大手に限る!
最後に、有形より無形商材のメーカーがおすすめです。
無形であれば、工場への設備投資や作業員、土地にお金をかける必要がありません。
それだけ、人材へ投資することができるのです。

そして、経常利益など財務状況もよい傾向にあります。
比較的に、若い経営者や若い人材を大事にする傾向もOK!

ただし、1つだけ注意が必要です。
無形商材のメーカーでもベンチャーや中小企業は楽ではないことも・・・
その理由は、大手と異なり分業化が進んでいません。

営業に専念できないと、雑用などでスキルが身につかない可能性もあるでしょう。
また、残業も増えますね。

メーカー営業は無形で大手が楽で給与も高い
それでは、メーカー営業は無形で大手が楽で給与も高く最強なのでしょうか?
確かに、その傾向は強いと思います。
しかし、有形商材のメーカーのメリットは、商材を運ぶ運送会社があるということ。

トラブルがあった場合に、深夜でも「今日中になんとかしろ」と行った問題があることも!
大手であれば、専任のソリューション営業部隊があるかもしれません。

ですので、大手で無形だから最強というのも何とも言えませんね。
有形なら、運送会社が稼働していなければ、「対応できない」と回答できますから!

私は、メーカー営業をおすすめします!

「メーカー営業のきついことも知りたい」
そんな方に向けてメーカー営業の厳しいポイントを解説しました。

⇒メーカー営業の「きつい」ポイントを経験者が解説!「きつくありません」
そんな方に向けてメーカー営業への転職について、下記の記事にて解説しました。

⇒【メーカー営業の転職について解説!】おすすめ転職サイトと志望動機
noteにてメーカー営業の教科書を書きました。
メーカー営業の基礎を16,000字で紹介!
超実戦編ですが、ぜひ確認してみてください!